「幸福論」

BEATE CERTE OMNES VIVERE VOLUMUS

  新宮秀夫

目  次

要約(英文)
緒言.幸福を考える理由
1.人間の本性の探求
   1.1  先哲の見た人間の本性
   1.2  進化論に基づく人間の本性
2.幸福について古来論ぜられてきたこと
   2.1  倫理学、宗教、幸福という言葉
   2.2  いろいろな幸福論
    2.2.1  中国とギリシャ
    2.2.2  アリストテレス
    2.2.3  キニク派とエピクロス派
    2.2.4  キケロとセネカ
    2.2.5  アウグスチヌス、ボエチウス、アクイナス
    2.2.6  儒家思想
    2.2.7  老子、荘子
    2.2.8  墨子、楊子、王充
    2.2.9  インド・ペルシャの幸福
    2.2.10 新しく書かれた幸福論
3.幸福感の分類
   3.1  人間の本能と幸福感
   3.2  幸福感の4つのステージ
   3.3  4階建ての奇妙な家
4.世の動きを支配する原理
   4.1  繰り返しによる物事の大きな変化
   4.2  経済(性善説か性悪説か、ウエーバー・フェヒナーの法則)
   4.3  哲学(運命論か自由意思か)
   4.4  とり返しのつかない変化(エントロピー増大)
   4.5  生物としての人間(誰が誰の先祖か)
5.幸福論と社会工学
   5.1  我々は何処へ行こうとするのか
   5.2  性悪説の下での理想の実現
   5.3  デボラ数と税金
総括.歴史は決して繰り返さない

参考文献

表 1 新しく書かれた幸福論 抄録